2011/10/15

Windows7 のシステム修復ディスクをUSBで起動する

とある事情によって、Windows7 のシステム修復ディスクが必要、かつCD-ROMブートが出来ないネットブックでという状況になってしまったので、USBブートできるシステム修復ディスクを作ってみました。

この方法、たまたま手元にCD-Rの焼けるWindows7マシンがあったから良いものの、それ以外の場合はWindows7を持っている誰かに頼まないとお手上げ状態でした。
ちなみに、修復予定のマシンが 32bit の場合、システム修復ディスクも 32bit のものでないと駄目です。

Windows7のシステム修復ディスクを作成

コントロール パネル\システムとセキュリティ\バックアップと復元
システム修復ディスクの作成
を選択します。
すると、作成ダイアログが出てくるので、指示に従ってシステム修復ディスク(CD-R)を作成します。

ブート可能なUSBを作る

まず、フォーマットしても良いUSBメモリを刺しておきます。(今回は8GBのUSBメモリを使用)

スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → コマンドプロンプト
右クリックして、ポップアップ・メニューから[管理者として実行]を選択

diskpart コマンドを実行する

diskpart

すると、DISKPARTプロンプトが出てくるので、以下のように実行
DISKPART> list disk

  ディスク      状態           サイズ   空き   ダイナ GPT
  ###                                          ミック
  ------------  -------------  -------  -------  ---  ---
  ディスク 0    オンライン           238 GB      0 B
  ディスク 1    オンライン          7632 MB      0 B

今回は8GBのUSBメモリを刺しているので、ディスク1が目的のUSBメモリであるとわかる。
以下のように disk1 をフォーマットする。
(間違えると、大事なデータを消しちゃう可能性もあるので注意)

DISKPART> select disk 1

ディスク 1 が選択されました。

DISKPART> clean

DiskPart はディスクを正常にクリーンな状態にしました。

DISKPART> create partition primary

DiskPart は指定したパーティションの作成に成功しました。

DISKPART> select partition 1

パーティション 1 が選択されました。

DISKPART> active

DiskPart は現在のパーティションをアクティブとしてマークしました。

DISKPART> format fs=fat32

  100% 完了しました

DiskPart は、ボリュームのフォーマットを完了しました。

DISKPART> assign

DiskPart はドライブ文字またはマウント ポイントを正常に割り当てました。

DISKPART> exit

Dドライブにシステム修復ディスク、EドライブにUSBメモリだとすると
C:\> xcopy D:\*.* /s/e/f E:\
として、全てのファイルをUSBにコピーします。

以上でUSBが完成です。
2014/11/23 追記
BIOS ではなく、UEFI で起動するマシンの場合、上記に加えて bootx64.efi のコピーが必要のようです。
Windows TIPS:Windows 7をUEFIモードでインストールするためのUSBメモリを作成する - @IT

USBブートしてみる

BIOS (or UEFI) の設定で外部ストレージからの起動を優先にします。
その状態で、USBを刺して

ちなみに、VAIO の BIOS設定画面への行き方は、ロゴが出ているときにF2です。

10 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

HDD以外で起動が出来ないかと思っていました。
ラッキーだと思ったのですが、動かないです。

Microsoft DiskPart バージョン 6.1.7601
Copyright (C) 1999-2008 Microsoft Corporation.
コンピューター: PARA-PC

DISKPART> list disk
ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT
### ミック
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン 74 GB 1024 KB
ディスク 1 オンライン 15 GB 0 B
ディスク 2 メディアなし 0 B 0 B
ディスク 3 メディアなし 0 B 0 B
ディスク 4 メディアなし 0 B 0 B
ディスク 5 メディアなし 0 B 0 B
ディスク 6 オンライン 15 GB 0 B
ディスク 7 オンライン 931 GB 0 B

DISKPART> select disk 6
ディスク 6 が選択されました。

DISKPART> clean
DiskPart はディスクを正常にクリーンな状態にしました。

DISKPART> create partition primary
DiskPart は指定したパーティションの作成に成功しました。

DISKPART> select partition 6
指定したパーティションは有効ではありません。
有効なパーティションを選択してください。

パーティションが選択されていません。

DISKPART>

WIN7PRO USB16GB DISK1=READYBOOST
EFI,AUTOMOUNT,SELECTでしょうか?
DISK2-5=CARDRAEDER
宜しく御願いします。

Yusuke Miura さんのコメント...

おっと、これは説明不足でした。
partition は 1 を選択してください。

disk6 の partition1 を使うということです。

きつね さんのコメント...

うおーマジ助かったーこの記事なかったらHDDぶん投げてるところでした(;´∀`)

Yusuke Miura さんのコメント...

お役にたてたようで何よりです。
修復ディスクが必要になるような時ってそうなりますよねー(笑)

匿名 さんのコメント...

無事linuxのアンインストールに成功しました。ありがとうございました。

Yusuke Miura さんのコメント...

お役に立てて良かったです。
最近はUSBブートが必要なケースが増えてますよね。

匿名 さんのコメント...

ゆうすけさん、こんにちは。

USBへのコピーとBIOSで外部ストレージの優先までは問題なくできたのですが、
いざ起動すると以下のメッセージがでてブートできません。
Remove disks or other media.
Press any key to restart
何か対処方法はあるものでしょうか?

PCはVAIOのWin7Pro64bitです。

よろしくお願いいたします。
たくみ

Yusuke Miura さんのコメント...

たくみさん、こんにちは。

あくまで推測ですが、USBメモリがブート可能になっていない可能性が高いです。
古い USBメモリだと xcopy の後に以下が必要かもしれません。

C:¥> cd /D D:¥boot
D:¥boot> bootsect /nt60 E:

また、diskpart のところで、手順を飛ばしてしまったりすると作成に失敗します。
参考になりそうな記事をみつけたので、リンクを貼っておきます。
うまくいくと良いのですが。

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1305/20/news087.html

匿名 さんのコメント...

ゆうすけさん、さっそくの返信ありがとうございます。

確かに古いUSBだったので最近購入したもので試しましたが、同じ症状でした。
また、リンク先を参考にbootsectも試しましたが、以下のメッセージが出て処理を完了できずでした。
This tool can only be run on systems booted using a PC/AT BIOS. This system was booted using EFI or some other firmware type.

私なりにもう少し調べてみます。
ありがとうございました。

Yusuke Miura さんのコメント...

返信が遅くなってごめんなさい。
エラーメッセージからすると、お使いのマシンは UEFI というファームウェアでブートする可能性が高いです。
以下のリンクの 方法1 を用いて bootmgfw.efi をコピーするといけるかもしれません。

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1404/18/news088.html

この件は追記しておきます。
情報ありがとうございます。